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徳島県観音寺・敷地遺跡出土品

とくしまけんかんのんじ・しきじいせきしゅつどひん

概要

徳島県観音寺・敷地遺跡出土品

とくしまけんかんのんじ・しきじいせきしゅつどひん

考古資料 / 飛鳥 / 奈良 / 平安 / 中国・四国 / 徳島県

徳島県

飛鳥~平安

一括

徳島県板野郡板野町犬伏字平山86-2

重文指定年月日:20150904
国宝指定年月日:
登録年月日:

徳島県

国宝・重要文化財(美術品)

阿波国府推定地に隣接する観音寺・敷地遺跡から出土した出土品の一括で、木簡(もっかん)213点、木器・木製品292点、土器・土製品 353点、金属製品43点、骨角製品4点から構成される。
 特筆すべきは、質量ともに豊富な木簡群である。国司の政務と中央官庁とのやりとりを具体的に表す8世紀後半の「勘籍(かんじやく)」木簡、棒状の四面のうち一面に『論語』学而篇一の一節を記す7世紀中頃の「論語」木簡などが著名である。
 この他、墨書(ぼくしよ)土器・銙帯(かたい)・硯など地方官衙における政務の実態を示す遺物に加え、木製の祭祀具・農具・工具・紡織具を含み、古代における地方官衙の政務や経営の実態、官人層の生活等を復元する上で学術的価値は高い。


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