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観音寺木造聖観音菩薩立像

かんのんじもくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう

概要

観音寺木造聖観音菩薩立像

かんのんじもくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう

木像 / 室町 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

室町

割矧造、漆箔、玉眼。頭体主要部は一材とし、耳前で前後に矧ぎ、内刳を施し、玉眼を嵌入する。右手は屈臂し蓮華を執り、左手は垂下し掌を前に五指を伸べ、左足を遊足にし、右腰を捻り蓮台に立つ。宝髻は毛筋彫し、地髪はまばら彫、後頭部は素彫。天冠台あり。耳朶は環状。毛髪一条を耳前に通す。白毫相、三道相を表わす。鼻孔を穿つ。上半身には条帛と肩衣を纏い、下半身には裳を履き、腰布を付ける。足など一部に後世の修復の跡はあるが、仏像の頭や体等の主要部は造られた当初の形のまま残されており、保存状態も良好。鎌倉時代の仏像の様式から更に形式化が進んでおり、衣紋等から室町時代の製作と考えられる。

像高55.6㎝、臂張り17㎝

1躯

桜区大字宿147

埼玉県指定
指定年月日:20170331

宗教法人 観音寺

有形文化財(美術工芸品)

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キーワード

矧ぐ / / / 彫る

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