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世界遺産と無形文化遺産

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

ながさきとあまくさちほうのせんぷくきりしたんかんれんいさん

世界遺産登録年:2018年

構成する文化遺産

主情報

記載物件名
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
構成資産
原城跡平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳,中江ノ島)天草の﨑津集落外海の出津集落外海の大野集落黒島の集落野崎島の集落跡頭ヶ島の集落久賀島の集落奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)大浦天主堂
所在地(市町村)
長崎県南島原市,平戸市,長崎市,佐世保市,小値賀町,新上五島町,五島市,熊本県天草市
暫定記載年
平成19年(2007年)
推薦年月
平成27年(2015年)1月、平成29年(2017年)2月
記載年月
平成30年(2018年)6月
評価基準
(ⅲ)
都道府県所管課
長崎県文化観光国際部世界遺産課、熊本県企画振興部文化企画・世界遺産推進課
自治体等HP
http://kirishitan.jp/ (長崎県HP)、http://oratio.jp/ (長崎と天草地方のキリスト教関連歴史文化遺産群ウェブサイト)、https://www.pref.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=3&class_set_id=1&class_id=6010 (熊本県HP)
ユネスコ資産ページ
https://whc.unesco.org/en/list/1495

関連資料

解説

詳細解説

本資産は,禁教時代の長崎と天草地方において,既存の社会・宗教とも共生しつつ信仰を密かに継続した「潜伏キリシタン」の伝統を物語る稀有な物証です。

潜伏キリシタンの文化的伝統が形成される契機となる出来事が考古学的に明らかにされている原城跡,潜伏キリシタンが密かに信仰を維持するために様々な形態で他の宗教と共生を行った集落(平戸の聖地と集落・天草の﨑津集落・外海の出津集落・外海の大野集落),信仰組織を維持するために移住を行った離島部の集落(黒島の集落・野崎島の集落跡・頭ヶ島の集落・久賀島の集落・奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)),潜伏キリシタンの伝統が終焉を迎える契機となった出来事が起こり,各地の潜伏キリシタン集落と関わった大浦天主堂から構成されています。